プロはすごい(煮込みハンバーグ)
そもそもこんなブログを性懲りもなく始めたのは、息子もだんだん物心がついて手がかからなくなり(当社比)、というか、まあ、私がさらに面の皮が厚くなってきたというか、少し気持ちに余裕が出てきたからなのでございます。
というわけで、以前は「肉こねてる間に泣かれたら大変…」と、全然やらなかったハンバーグとか、そういう料理を、少しずつ再開しています。
ちなみに、お米も無洗米から、自分で研ぐお米に回帰してまいりました。
前は米を研ぐ余裕もなかったよ…
高齢者になったら、自宅で精米する機械を買うのが夢です。
先日、この雑誌を買ったんです。
dancyu (ダンチュウ) 2014年 01月号 [雑誌] [雑誌]
http://www.amazon.co.jp/dp/B00GTWTIJ2/
(ここで、アフィリエイトのひとつでもはさみたい!)
煮込み料理特集の号です。
なんていうか、dancyuは食のモード誌というか…
例えばファッション誌見て
「コートに50万とか出す奴いんの?」
「ぎゃー、このオシャンティ服で近所あるいたら通報!」とかいいながら
決して私の人生とは交わることのないプロダクツ達を嫉妬と諦念の混ざったまなざしで舐めるように、dancyuに乗ってる店とかレシピは
「食事にこんだけリソースさける奴いんの?」
みたいに、今日もすっぱいブドウがウマイ!みたいなそういう立ち位置のものだと思ってました。
だけど、この号に手を出した時の私は意識が高めで、
「私の、どうもおいしくないハンバーグをどうにか、どうにかしたいんや…!」
みたいな決意にたぎってました。
結果、煮込みハンバーグがだいぶおいしくなりました!
おいしいというのか、ふんわりになったのです。
詳しいレシピを全部書き写すわけにはいきませんが、このdancyu煮込みハンバーグレシピで、「これを取り入れただけでだいぶかわった!!」というポイントを少しバラします。気になる方は雑誌買ってくださいね。
- 肉にまぜこむたまねぎをスパイスとともに牛乳で煮ておく。
- 肉は手ごねしない。へらでこねる。ラップで成形。
すみませんね、もし世の主婦様の常識だったらすみません…
特に、2が目からうろこでした。
世の中には「手ごね」を売りにしているハンバーグがいっぱいあるし、私も手で愛情こめてこねまくるのがいいんだと思ってました。
だけど、本によると、手でこねると、手の温度で肉がだれるんだそうです。
そうそう、これまで手ごねしてたときは、肉が冷たくて、腕がひえちゃって肩までギンギンに痛くなるのがいやだったので、肉を室温に戻してからこねてました。
すべてダレの原因だったのか…。
1のたまねぎ牛乳が私が今までやっていたより量も多いので、全部を合わせた時、割とスムーズにほどよいたぽたぽ感になります。
これをラップを使って成形し、フライパンで焼き目をつけてから煮込む、と…。
手でこねない、とか、たまねぎを牛乳で煮る、とか、人(雑誌)から教えてもらわなくては、一生たどり着けない境地でした。
たまにこうやってお金を出して新しい視点をいれていくっていうのは、本当に大事。
嬉しくなって何回か同じもの作ったら、旦那ちゃんから「焼きハンバーグが食べたい…」と、控えめな抗議がきました。
この牛乳多めのレシピで焼きハンバーグ作ったらどうなのかな。
今度やってみましょう。